気まぐれラクティがなにか書く

速水奏Pが担当や趣味について長文を書くブログです。

D-ark L-ily's Grinコミュ感想2~解像度と「毒」の話~

前回の記事では、当たり障りの無い感想を持ってきておいて…
ここからは多少メタや毒が入った感想を。
担当に毒があるなら担当Pにも毒があって不思議ではない_

※ここからはコミュのネタバレ、色々な毒、さらに後半はほぼ妄想の類の考察っぽい怪文書が続きます。
 ついていけないなと思ったら躊躇なく「タブを閉じる」推奨です


コミュの前半を読み進めてまず感じたのが「解像度の高さ」。
それがどこから来てるかと言うと…
ここ最近のリアルのシンデレラガールズで起きたことをコミュ内に相当反映させている
からじゃないかな、と。

OPでいきなり「LIVEでサプライズとして披露した『躍るFLAGSHIP』~」という、
10thファイナル公演Day2を元ネタとしたのも、その一環。


そしてそこからの「視聴者の投票による順位付けオーディション」 
…元ネタは去年の総選挙「Stage for Cinderella」ですかね。

最後の方はボイス付きアイドルvs声付け票の戦いとなっていたStage for Cinderella。
実績を積んだアイドルと、フレッシュな活躍が見込めるアイドルがぶつかり合う。
そして票が取れなかったら「こんなものか」と言われる……
OPで美優さんが言っていた「順位がつけられるお仕事は、残酷ですから」の通り
華やかかつ残酷なイベント、
それが1年に渡って行われたのが最近のシンデレラガールズ


コミュ1話の最後の2人の台詞
「憧れを叶えた後で 本気のステージに立った後で 私たちは、どこに行けばいい?」
アイドルに声が付いた、歌ができた、ステージで披露された。
そこに投票した人たちはそのままそのアイドルに票を入れてくれるのか。
…それともまた次のアイドルに票の行き先を変えるだけなのか。

そして2話冒頭での視聴者のコメント
「こういう番組で応援したくなるのって、やっぱりフレッシュな子」
「成長が見られないと応援のし甲斐もない」
「新しく可愛い子を知るのがこの番組の楽しみ!」

いやー、どっかで散々聞いた感想ですねぇ()
声付け票として入れてたPの反応、ほぼそのままでしょこれ。


最終的にはこの2人がそういった視聴者が考えている
「フレッシュで、応援のし甲斐のあるアイドル」という路線を完全に外れて、
「見る人を圧倒させる、本気でアイドルの高みを目指すユニット」として
結果優勝しているのが、このシナリオの凄い所。
だってリアルの「Stage for Cinderella」で勝ったのは
「フレッシュで、応援のし甲斐のあるアイドル」だったんですから。


速水奏北条加蓮の共通点。
それは去年の総選挙「Stage for Cinderella」で予選5位以内に入れず、
レイオフに回り、そして敗れたアイドル。
2人とも前回から変わった形式で割を食らったと言っても過言ではないだけに、
今回のコミュの結果は昨年からの流れのifルートかな?とも思えたり。



そしてこれが『D-ark L-ily's Grin』のテーマとなっている
「百合の花には 甘美なる毒がある」にも関係するのでは。

実際に百合の毒性を調べると、猫や犬が食べると中毒症状が出て危険なものの、
人間にはそう影響はない模様。
そもそも人間ってゆり根食べますし。

百合の花を食べる、ということは考えにくい
百合の花を見る、だけでは毒の影響は無い
百合の花を触ることで、はじめて毒が回る


百合の花がモノクロームリリィという2人のアイドルを表すのなら、
このユニット・このアイドルに触れることではじめて甘美なる毒を感じる……
すなわちそれは、
モノクロームリリィというユニットを担当することで、その深みに嵌る」ことを
表しているのかなと。
「毒」とはこの2人が持つ、面倒くささやとっつきにくさ、
「フレッシュで、応援のし甲斐のあるアイドル」とは対極にある要素を
「毒」という言葉に置き換えたのが、その正体かと。




あとここからは妄想の類の話ですが……
D-ark L-ily's Grinってデレラジにお二人出た時の話を聞くと、
かなり急ピッチで収録が行われて実装された曲だったらしいと。
どれぐらいかというと、燿城夜祭の業務連絡でSoLの開催が発表された時点で
奏役の飯田友子さんが「奏何か新曲あったっけ?」状態だったそうで。
つまりその時点でD-ark L-ily's Grinは収録すらされていない。
そんな状態からSoLのサプライズ披露、
そしてコミュ実装までされたのには何か理由があるはず。

そう考えた際に、あの時期にシンデレラガールズであったことを思い返すと……
「Stage for Cinderella」のプレーオフ、本選。
「フレッシュで、応援のし甲斐のあるアイドル」が結果を残したあのイベント。
その後急ピッチで作られ、SoLを経て、このタイミングでの『D-ark L-ily's Grin』実装。
全く関係ないというわけでもなさそうな気が。


Stage for Cinderellaの揺り戻しのようなモノクロームリリィの抜擢。
そして迎えるは11月。
11月はシンデレラのアニバーサリー月、しかも今年は12周年。
時計をモチーフにすることの多いこのゲームにとって12という数字は特別。
もし何かやるとするならば…「時計の短針が一周した」ことにちなんだ何かと予想します。

針が一周して、また元の位置に戻る。
ならばシンデレラガールズは一周してどこに向かうのか。
……原点回帰、モバマス全盛期の頃の遺産の活用という可能性は十分あるのかな、と。
モバマスの全盛期にはできなかったユニット曲や掛け合い、イベントを今だからこそやる。
そして新たなPさんを集めると共に、当時遊んでいたPさんをシンデレラガールズの世界に呼び戻す。

その鏑矢としてモノクロームリリィが「選ばれた」と考えるのは担当P贔屓がすぎるでしょうか。


いや、実際12周年カウントダウンなんてやってますし、何かやるとは思うんですが何やるんですかね。
まず表紙決める時点から大揉めのメモリアルブックは発表ありそうですけど。
でも12年ですよ、12年。私始めたの2012年からなので11年ですけど。
いやー、ここまでやるとは思わなかったし、こんな怪文書まだ書いてるとも思わなかった。